
「英会話、やりたい気持ちはある。でも相手がいない」
「アプリが続かない」
「仕事でも使えるようになりたい」
そんなとき、ChatGPTは“練習相手”としてかなり相性が良いです。
ただし、コツがあります。英語力より先に、指示(プロンプト)で迷子になりがちなんですよね。
そこでこの記事では、AIお助け隊らしく「難しい理屈は最小限」で、今日から回せる コピペ用プロンプト10本を用途別(初心者/中級/仕事)に整理しました。
さらに、よくある失敗(会話が止まる・添削が多すぎる)を救う “追加の一言”テンプレも付けています。
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最初はこれだけ覚えれば大丈夫です。
- プロンプト①(コーチ化)で、ChatGPTを“英会話モード”にする
- 会話が止まりやすい人は プロンプト②(会話が続く)を併用
- 学びを定着させたい人はプロンプト③(添削)で「言い直し」までやる
- 仕事なら ⑧⑨⑩を目的に合わせて使う
※AIはときどき不自然な表現や誤りも出し得るので、重要な表現は辞書や例文などで軽く確認する前提が安心です。
個人情報や機密情報の入力も避けてください。
※ChatGPTでの英会話学習基本手順は下の記事で詳しく解説しています。
まずは共通ルール:コピペ後に変えるのはここだけ
各プロンプトに【】が出てきます。その部分を下の例を参考にして自分用に変えればOKです。
- 【レベル】…初心者 / 中級
- 【目的】…日常 / 旅行 / 仕事
- 【話題】…食べ物 / 週末 / 趣味 / 会議 / 面接 など
- 【訂正の量】…最大3つ(おすすめ)
初心者向けプロンプト(1〜4)
① はじめにこれ:英会話コーチ化(迷子防止の土台)
「何をどう話せばいいか分からない」を最初に潰すプロンプトです。会話が続く人はだいたい、最初にここを整えています。
■コピペ用
あなたは英会話コーチです。私は【初心者】です。目的は【日常/旅行/仕事】です。
ルール:
- 私の英語が間違っていても会話は止めずに進める
- 訂正は最大【3】つ(優先度が高い順)
- 返答は「良い点→改善点→自然な言い換え→フォロー質問1つ」
- 英語は短く、簡単な単語中心でお願いします
話題は【例:週末・食べ物・趣味】。では短い質問を1つください。
■使いどころ
- とにかく最初の一歩を軽くしたい
- 添削で心が折れやすい(=訂正量を制限したい)
② 沈黙しない:会話が続く(フォロー質問2つ固定)
英会話が止まる最大原因は「次に何を聞けばいいか分からない」。なら最初から、ChatGPTに質問役を任せます。
■コピペ用
英会話の雑談練習をしたいです。私は【初心者】です。
あなたは毎ターン必ず:
(1)短い返答(1〜2文)
(2)フォロー質問を2つ
をセットで返してください。難しい単語は避けてください。
話題は【例:食べ物】から始めてください。
■使いどころ
- 会話が続かず気まずくなる
- “雑談の広げ方”を覚えたい
③ 旅行に強い:聞き返し・言い直し練習(トラブル対応)
旅行で本当に困るのは「聞き取れない」「言い直せない」。ここを練習しておくと、安心感が段違いです。
■コピペ用
旅行英会話を練習します。あなたは【店員】、私は【旅行者】です。
会話のあと、毎回「聞き返し表現」と「言い直し表現」を1つずつ提案してください。
場面は【例:ホテルのチェックイン】で始めてください。
■使いどころ
- 旅行で英語が必要
- “失礼にならない聞き返し”を身につけたい
④ 3分で終わる:瞬間英作文(5問だけ)
忙しい人向け。短時間でも「英語が口から出る感覚」を育てます。
■コピペ用
瞬間英作文の練習をします。私は【初心者】です。
日本語を5文出してください(簡単め)。私が英語にします。
その後あなたは「自然な正解例」と「別解を1つ」と「よくあるミス」を短く教えてください。
■使いどころ
- とにかく続けたい(負担を減らす)
- 口が英語に慣れていない
中級向けプロンプト(5〜7)
⑤ 表現の幅を増やす:言い換え3段階(カジュアル/標準/丁寧)
同じ意味でも言い方が増えると、会話の自由度が一気に上がります。
■コピペ用
私は【中級】です。英語表現の幅を増やしたいです。
私が書いた英文を、(1)カジュアル (2)標準 (3)丁寧 の3パターンに言い換えてください。
それぞれ「使う場面」を一言で添えてください。
英文:
【ここに英文】
■使いどころ
- “通じるけど幼い英語”から抜けたい
- 丁寧さの調整が苦手
⑥ 会話を広げる:共感→要約→深掘り質問(雑談上級の型)
中級になると「会話を回す力」が伸びポイントになります。型を固定すると、上達が早いです。
■コピペ用
英会話ロールプレイをします。あなたは【友人/同僚】、私は【話す人】です。
あなたは毎ターン、私の発言に対して
(1)共感の一言 (2)要約(1文) (3)深掘り質問(1つ)
の順で返してください。話題は【例:最近ハマっていること】です。
■使いどころ
- 返せるけど、会話が浅く終わる
- 雑談で仲良くなるのが苦手
⑦ 添削を“学習”に変える:理由+別案+言い直しまで
添削は便利ですが、直しっぱなしだと伸びにくい。言い直しまでやると定着します。
■コピペ用
次の英文を添削してください。私は【中級】です。
ルール:
- 良い点1つ
- 改善は最大3つ(理由つき)
- より自然な言い方を2案
- 最後に「同じ意味の日本語」を1文出して、私に言い直させてください
英文:
【ここに英文】
■使いどころ
- 文法ミスを減らしたい
- “なぜそうなるか”も理解したい
仕事向けプロンプト(8〜10)
⑧ 会議で一言が出る:短く→丁寧に(3段階)
仕事英語は「長く話す」より「短く、要点を伝える」が強いです。3段階に分けると使えるようになります。
■コピペ用
仕事の英会話練習です。私は【職種:例 Web担当】です。
次の日本語を、(1)短くカジュアル (2)標準 (3)丁寧 の3段階の英語にしてください。
その後、想定される質問を2つ出し、答え方の例も示してください。
日本語:
【ここに日本語】
■使いどころ
- 会議で発言したい
- 質問が来ると固まる
⑨ 実務直結:メール→口頭説明→要約(三段変換)
文章で書けても、口頭だと詰まる。ここを繋げるだけで“仕事で使える度”が上がります。
■コピペ用
次の英文(または日本語)を、口頭で説明する英語(60秒)に変換してください。
さらに最後に、要点だけの要約(2〜3文)も作ってください。
トーンは【丁寧】でお願いします。
本文:
【ここに本文】
■使いどころ
- メールは書けるが口頭が苦手
- 上司/顧客に要点だけ伝える練習をしたい
⑩ 面接・自己紹介:深掘り質問→改善→再挑戦まで
面接は“想定問答の反復”が効きます。ChatGPTなら恥ずかしさゼロで回せます。
■コピペ用
英語面接の練習をします。あなたは面接官、私は応募者です。
まず「自己紹介をしてください」と言ってください。
私が答えたら、(1)良い点 (2)改善点2つ (3)より良い回答例 (4)深掘り質問 を返してください。
職種は【例 Webディレクター】、レベルは【中級】です。
■使いどころ
- 面接・プレゼンが近い
- 自己紹介が毎回ブレる
詰まったときの“追加の一言”テンプレ(これで復活できます)
うまくいかない時は、あなたが悪いというより「指示が不足」しているケースが多いです。次の一言を足してください。
■会話が止まるとき
会話が止まりそうです。次の返答では、私が答えやすい簡単な質問を2つください。
別の話題に変えたいです。【旅行/仕事/趣味】に切り替えて、短い質問をください。
■添削が多すぎるとき
訂正は最大3つにしてください。優先度が高いものから順にお願いします。
まずは“通じるかどうか”だけ教えてください。その後に自然な言い方を1つだけください。
■英語が難しすぎるとき
英語が難しいです。中学英語レベルに落として、短い文でお願いします。
注意点(安心して使うために)
- 個人情報・機密情報は入力しない(実名、社名、顧客情報、住所、契約内容など)
- AIの提案は便利ですが、不自然な表現や誤りが混ざることもあるため、重要な場面の文言は例文や辞書で軽く確認するのが安全です
- 伸びる人は「会話した気分」で終わらせず、最後に必ず 言い直し(再回答)を入れています
よくある質問
- Qどのプロンプトから始めればいい?
- A
- 迷ったら「英会話コーチ化」→「会話が続く」→「添削」の順。
- 10分で回せる型を固定すると続きます。
- Q会話が続かない(沈黙になる)
- A
- 「毎回フォロー質問を2つ返して」を必須ルールにする。
- 話題カード(週末/食/仕事/趣味)を固定すると迷いが減ります。
- Q添削が多すぎて挫折しそう
- A
- 「訂正は最大3つ、優先度順に」と制限する。
- 直す量より“同じミスを減らす復習”が重要です。
- Q音声で英会話練習はできる?
- A
- Voice機能で会話し、あとで内容を見返して復習できます。
- 使える範囲は環境やプランで差があるため、画面の案内に従ってください。
- QStudy modeは英会話にも使える?
- A
- 学習モードは「質問しながら理解を深める」設計なので、表現の使い分け練習にも向きます。
- ただし答えを鵜呑みにせず、例文は必要に応じて確認しましょう。
まとめ:まずは①をコピペして、1分会話から
ChatGPT英会話は、うまく使えば「会話相手」「添削」「復習」をまとめて回せる便利な学習法です。コツは、いきなり完璧を目指さず、短い会話を回して“話す回数”を増やすこと。迷ったら、まずはプロンプト①(コーチ化)をコピペして、質問に1〜2文で答えるところから始めてみてください。続けるほど、英語が口から出る感覚が育っていくでしょう。
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